より幸せに暮らせる家づくりをするために
家族のどの要望を優先して、どの要望を削っていきますか?
ということをチラッとお話ししました。
あの時、
「子どもの要望を優先しようかな」
と思ったかもしれませんね。
子どもの成長がきっかけで家づくりを検討し始めたのなら、
そう考えるのは当然でしょう。
ですが、私の考えは違います。
私は、ご主人の要望を最優先にしてほしいと思っています。
その理由は、
自分の命を担保にして家づくりをするご主人を応援したいからです。
住宅ローンを契約したことがある人に話を聞いたことがあるのですが、
契約書にサインをする時、
「これから数十年も、本当に払い続けることができるんだろうか。
体調が悪くなったり会社が倒産したらどうしようか」
と、不安な気持ちに陥るとか。
そんな気持ちを抱えながら、毎日懸命に働いています。
定年退職するまで、
ご主人が家で過ごす時間は家族の誰よりも少ないかもしれません。
それは、それだけ家族のために頑張っているということ。
感謝と応援の気持ちを伝えるためには、
ご主人の要望を優先するのが一番だと思うんです。
子どもは、いずれ巣立ちます。
奥さんは、使いやすいキッチンは最低条件でしょう。
しかし、その他のことについては、
暮らしの変化に合わせて上手にアレンジしていくものです。
女性は器用ですからね。
ですから、ぜひご主人を優先してあげてください。
そうしたら、大好きな家でしっかり充電できたご主人は
明日もまた元気に出社してくれることでしょう。
業者によっては、子どもを優先した家づくりを提案する場合があります。
しかし、子どもは年々成長するので住まい方も変わるし、やがて巣立っていきます。
なのに、ずっとそこで暮らし続けるご夫婦を後回しにして
子どもに合わせた家をつくるというのはおかしな話だと思いませんか?
業者は、ご夫婦を主人公にするより、子どもを主人公にしたほうが
ある程度パターンが決まっているので提案しやすいものです。
ということは、子ども優先の提案をする業者は、
業者に合わせた家づくりをしてほしいのだと解釈することもできます。
そんな業者が手掛けた家の10年後の満足度をぜひとも聞いてみたいものです。
住宅ローンを返済するため、万が一に備えて命を担保にし、
数十年間不安を抱えながら働き続けるご主人。
感謝と応援の意味を込めて、ご主人の要望を優先するというのは
とても素敵なことだと思いませんか?

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