買い物に行った時、「今、この商品は人気なんですよ。
よかったら使ってみませんか?」 と勧められて困ったことはありませんか?
どんなに人気があっても、どんなに性能が優れていても、
自分にとって必要ないものなら、どんなに安くても、それを買い求めたいとは思いませんよね。

■ 商売って?
あなたは、『商売』って、どういうことだと思いますでしょうか?
「これは良いものだから、ぜひお客さんに買ってもらいたい」
「これは利益率が高い商品だ。たくさん売って儲けたい」
と、商売人それぞれの思いで仕入れた商品を売るのが商売でしょうか?
私は、それはちょっと違うと思っております。

■ 相手に役立つものを、正しく選んでもらう
それがどんなに良いものであろうと、利益率の高いものであろうと、
あるいは何の特徴もない平凡なものであろうと、それを必要とする人と必要でない人がいます。
でも、その内容を知らないと、自分にとって必要かどうかがわかりません。
そこで、商売をする人は、それぞれの特徴をきちんと説明するんです。
そして、その商品を買うか買わないかは、お客さんが決めます。
この時、お客さんが正しく選べたなら、売り手にも買い手にも余計なストレスはありません。
むしろ・・・、

「よいものを買った」
「役立つものを紹介できた」

と、お互いが幸せを感じると思います。
そして、買い手の満足感が信頼感を生み、友人紹介へと広がっていく・・・。

■ あなたにとってどうなのかがカギ
あなたが暮らす地域には、たくさんの建築業者がいます。
それぞれが、よりよい家づくりを追求しています。
当然、あなたにもその良さを分かってもらいたいと思っているでしょう。
あなたと話した時、自社の考えをシッカリと持ち、
堂々と商売をしている業者は、自分たちの家づくりが合わないと思ったら、
無理に契約を求めません。
逆に、あなたが望んでいないのに、何度もあなたの家に押し掛けたり、
何度も電話したりして、何とか契約に結び付けようとするのが、
考え方がふらつき気味の業者かもしれませんね。
あなたがこれまでに出会ってきた業者を思い出してみてください。
思い当たる節はないでしょうか?

■ いつの間にか
「買い手に正しい選択をしてもらうために、売り手は、より分かりやすい説明ができるようにする」
と頭では分かっていても、契約を得られない焦りから、無理に買い手に合わせたり、
しつこく契約を迫ったり・・・という業者もいるでしょう。
それは、親も子に対してやってしまいがちなことかもしれません。
より良い人生を送ってもらいたいとの親心から出たアドバイスが、
親の価値観を子どもに押しつけるようになっていたり・・・。
『正しい情報を分かりやすく与えて、選択は相手にゆだねる』
ということは、日々のいろんなシーンに応用できそうですね。

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