新築の家に足を踏み入れたとき、強い臭いを感じたことのある人は多いかと思います。
あの鼻につんとくるような刺激臭。
人によっては、その臭いを嗅ぐだけで目がちかちかしたり
のどを傷めたり、頭痛やだるさの原因になることもあるようです。
これがひどくなると一般に「シックハウス症候群」と呼ばれる健康障害になります。
発症のきっかけは「新築の家への入居」が9割(国民生活センター調べ)だとか。
つまり、住宅に使われている建材や接着剤が直接の原因であることがほとんどなのです。
そのため、「新築病」「リフォーム病」とも呼ばれています。
住宅に使われている化学物質は、多くは建材や接着剤、塗料の溶剤、防蟻剤などに含まれる
ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなど。特に「ホルムアルデヒド」はよく耳にする
有害化学物質の代表格。目やのどの痛みのほか、呼吸困難や慢性的なアレルギーの原因になる
という報告もあります。
しかも建材内部の接着剤に使用されていることが多く、揮発しにくい
ために影響が数年にわたって続くやっかいものでもあります。また建材だけではなく、住宅で
使われる殺虫剤、洗剤のどの化学物質も、高気密住宅では残留し続けて身体の害を及ぼす原因
となっています。
投稿日:2010年2月4日