地縄張りの立会い・確認をしていただきました。
実際、敷地に建物が建つ位置です。
後からは変更ができませんので、
現地にて必ず確認いただきます。
 
今日は、地縄張りの立会いについてお伝えしたいと思います。
 
まず、地鎮祭までにやることがあります。
 
それは建築予定地に縄を張って、建物の位置を決めることです。
「縄張り(なわばり)」「地縄張り」といいます。
日本人が昔から、土地の境界を決めたり権利の主張をするのに、
縄を張ってきたことに由来するようですね。
もちろん、あなた自らが縄を張る必要はありません。
建築業者が張ってくれるので、あなたは、それを確認するだけでいいんです。
最近は、実際に縄を使用することは少なくなりました。
かわりに、ロープやビニール紐を使うことが多いですね。
 
地縄張りされている現場を見て、このときあなたは、
「私たちの家ってすごく小さい」
と感じるかもしれません。
でも、安心してください。
目の錯覚で、比較対象がないからそう見えるだけなんです。
 
それよりも確認しないといけないことがあります。
まず、お隣との間隔。
民法では境界線から50cm以上空ければOKなんですが、それでは窮屈に感じるでしょう。
お隣がまだ空き地であれば、建物が建っている状態をイメージしてください。
その上で、お互いのプライバシーに配慮して配置しないと、
後でもめたりすることもありますので注意が必要です。
例えば、窓の位置がにらみ合っていたら、しょっちゅう目が合うことに・・・。
あなたの思い通りに配置されているか確認してください。
 
次に、駐車スペースの確認です。
図面では、確認できているはずです。
この日は、あなたの愛車で来てください。
業者の営業車で案内されないように。
そして、予定している駐車スペースに実際に車庫入れしてみてください。
スムーズに出し入れできるかどうか。
それが外構工事の段階での参考になるはずです。
(敷地の状態によっては車を入れることが出来ない場合もあります。)
 
地縄張りのポイントは2つ。
1つめは、
すでに建物の配置図をお持ちだと思います。
その図面に、ミリ単位で建物がどこに建つのかが明記されてますね。
でもあなたは、それを見てどのように建つかイメージできますか?
ほとんどの方が、わからないですね。
その為に、現地で確認するんです。
 
実際、思っていたよりお隣りに寄っていた。
自転車を置きたいので、あと30cmずらしたい。
なんてことが普通にあるんです。
だから、できるだけ早い段階で確認しておいてくださいね。
 
プランが固まれば、契約前に済ませておくことをお薦めします。
諸事情でできなくても、遅くとも、建築確認申請前にしておかないといけません。
申請後に配置を変えてしまうと、申請のやり直しになることもあるからです。
そうなれば、費用はもちろん、工期も大幅に遅れることになりますので、
入居時期にも影響がでるので注意が必要ですね。
 
2つめは、
後に続く、地盤調査に関係するからです。
地盤調査は、実際に建物が建つ位置を調査する必要があります。
調査後に、建物の位置を変えてしまうと、正しいデータが得られないばかりか、
保証が無効になることもあるので注意が必要なんです。
 
注意
一般的なことを書いてますので、状況によっては
全てがこれに当てはまらない場合もあります。