岩澤です。
NHKによると、
フラット35の返済が困難になった人が、
取扱い金融機関の窓口に殺到しているそうです。
その相談者数は、わずか2か月で60倍にまで急増したとか。
このようなニュースを聞くと、
安全予算で家づくりすることの大切さを痛感しますね。
「その資金計画は、突発的な収入減に対応できますか?」
■手持ち資金を再計算
住宅ローンを返済する数十年の間には、
「病気やケガが治るまで仕事ができない」
「親の介護のため、退職・転職せざるを得ない」
「子どもの教育費が、計画より大幅に増えた」
など、お金に関する想定外の出来事が起きるかもしれません。
それを乗り越えるには、ある程度の手持ち資金が必要です。
その目安は、月収の3~6か月分と言われています。
ちなみに、手持ち資金には、
1.日々の生活に必要なお金
2.教育や車の購入など、用途が決まっているお金
3.入院などの緊急事態に対応するためのお金
4.特に目的がなく、投資にも返済にも回せるお金(予備費)
など、複数の役割があります。
■ボーナス払いの検討は慎重に
月々の返済額を減らすには、
・頭金を多めに準備する
・ボーナス払いを併用する
・返済期間を長めに設定する
などの方法があります。
この中で、特に注意したいのが「ボーナス払いの併用」です。
住宅ローンを借りる時、
毎月返済する分とボーナスで返済する分に分けます。
毎月返済すると、元金は毎月減りますよね。
当然、利息も毎月減っていきます。
しかし、ボーナス払いの元金は半年間減りませんから、
その分だけ余計に利息を払うことになります。
また、勤務先の業績次第ではボーナスが支給されない恐れもあります。
返済中の不安要素を減らすため、ボーナス払いの併用は、
デメリットを十分に理解した上で慎重に検討しましょう。
■『目安』を過信しない
前述お話しした手持ち資金の目安の他にも、
「家づくりの費用は、年収の5倍までなら大丈夫」
「収入に対する返済額の目安は20~35%」
「住宅ローンは定年までに完済した方が良い」
など、世間にはさまざまな『目安』があります。
私も、定年後に収入が減る方は、
定年までに完済した方が安心だと考えています。
しかし、早期完済のために退職金を使い果たし、
それが原因で老後の資金を確保できなくなるのでは本末転倒です。
家づくりに関する目安は、あくまでも目安に過ぎません。
何より大切なのは、家族と安心して暮らせる、
余裕ある資金計画にすることです。
そのためには、どれくらいの手持ち資金が必要ですか?
毎月無理なく返済できる額はどれくらいですか?
ある程度の収入減にも対応できる資金計画なら、
不安感は随分和らぎますよ。
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【笑顔の絶えない健康な住まい・株式会社岩澤工務店】は、
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