可動間仕切りなら空間を自由に使えます。

新築をきっかけに、自分だけの部屋を欲しがるお子さんは多いですよね。

自分の部屋に友達を招いて遊ぶ。

その様子を想像するだけで、ワクワクするのでしょう。

しかし、子どもの数が増えるほど小さな個室は増えてしまいます。

子どもが巣立った後の活用法や間仕切り壁撤去のリフォーム費用を考えると、

親としてはちょっと憂鬱になるかもしれません。

もし将来的に間仕切りを撤去して広い空間として使う予定なら、

部屋と部屋を壁で仕切るのではなく、

可変性のある間仕切りを検討してみませんか?

昔ながらの可変間仕切りといえば障子や襖の二択でしたが、

今は、アコーディオンカーテンやパーテーション、

スラーディングウォールや衝立、間仕切り家具や折れ戸など、

実に沢山の種類があります。

また、視線や光を完全に遮断するものから程よく遮るものまで、

住まい方に合わせて選ぶこともできます。

とはいえ、可動間仕切りの種類によっては音が筒抜けになります。

特に、受験生や生活時間の違う家族がいたら防音性は気になりますよね。

そんな時は、遮音性や防音性に優れた間仕切りを検討しましょう。

ミリ単位でのオーダーメイドに対応しているメーカーもあるので、

壁のように隙間なく間仕切りしたい方も安心です。

ただし、レールの設置や天井の補強が必要になる場合もあるので、

商品カタログや取り扱い説明書などで事前にチェックしましょう。

ところで

最初から2部屋を設けて可動式間仕切りを採用するのではなく、

新築時は一部屋にして、子供の成長に合わせて可動間仕切りを設ける予定なら、

ぜひ気を付けてほしいことがあります。

それは、照明やコンセント、扉や窓の数と位置です。

それぞれの部屋にエアコンを設置するなら、

スリーブ(エアコンの配管を通す穴)も必要です。

スリーブはエアコン設置業者でも開けられますが、

構造に必要な柱や壁を傷つけた事例があります。

タイル壁など、外壁の種類によってはスリーブを開けられない場合もあります。

また、勾配や位置を誤ったために雨が入り込んだり、

「エアコン設置業者がスリープを開けると、新居の10年保証は無効になります」

とする施工業者もいます。(大げさに言っているだけだと良いのですが…)

たかがスリーブと思うかもしれませんが、

何かとトラブルが多い場所なので注意しておくに越したことはありません。

将来的に間仕切りを設ける予定なら、

それぞれの部屋の使い勝手についてもチェックしておきましょう。

では、また。

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