太い梁とシーリングファンで、大きな一室をつくる
LDKの天井を張らず、太い梁を等間隔に見せる勾配天井としました。天井が高くなるぶん空気の量が増えるため、シーリングファンを設置して上下の温度差を解消しています。冬は暖気を足元へ、夏は熱気を上へ逃がす。見た目の開放感だけでなく、住んでからの快適性まで含めて設計するのが、木の家づくりの基本です。
外壁は落ち着いた藤鼠色の塗り壁。左官職人がコテで付けた模様が、光の角度によって表情を変えます。玄関には木の腕木が支える庇を添え、和の趣を一点だけ。室内は太い梁をあらわしにした勾配天井とパイン材の床、そして深い赤の面材を選んだキッチン。木と白のなかに、色をひとつ効かせています。琉球畳の和室、真鍮水栓とガラスボウルの造作洗面など、細部まで手を抜かない一邸です。
太い梁とシーリングファンで、大きな一室をつくる
LDKの天井を張らず、太い梁を等間隔に見せる勾配天井としました。天井が高くなるぶん空気の量が増えるため、シーリングファンを設置して上下の温度差を解消しています。冬は暖気を足元へ、夏は熱気を上へ逃がす。見た目の開放感だけでなく、住んでからの快適性まで含めて設計するのが、木の家づくりの基本です。
同じ壁は二度とできない。左官職人の手仕事
外壁も内壁も、既製のボードを貼るのではなく職人が現場で塗り上げた左官仕上げです。コテを動かした跡がそのまま模様となり、朝と夕方で陰影が変わります。工業製品のように均一ではないぶん、一軒ごとに違う表情が生まれるのが左官の面白さ。汚れが付いても部分的に塗り直せるため、長く住むほど手を入れやすい素材でもあります。
ガラスのボウルと真鍮の水栓を、無垢板の上に
洗面台は既製品ではなく、無垢の板に丸いガラスボウルと真鍮の水栓を組み合わせた造作。透明なボウルは光を通すので、狭い空間でも圧迫感がありません。真鍮は使い込むほど色が深まり、経年変化そのものが味になります。毎朝いちばん最初に立つ場所を、既製品で済ませない——そこに手をかけると、暮らしの満足度は驚くほど上がります。

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