あなたが住みたい家は?そう聞かれたら、あなたはどう答えますか?
「○○万円以内で建てられる家」
「災害に強くて、創エネできるエコな家」
「家族の生活を豊かにする家」
「オシャレで、いつでもお客さんを呼べる家」・・・
現実的なものから夢溢れるものまで、いろんな答えがありそうですね。
■ 「外観は?」と聞かれたら?
頭の中で漠然としたイメージはあっても、それを業者に伝えるのは難しいものです。
外壁のサンプルを見ると、似たような色で、似たようなデザインのものがあります。
たくさんの色や素材の中から「これだ」というものを見つけてそれを業者に伝えるには、日々の情報収集が欠かせません。
■ 観察する習慣をつける
近所を散歩した時に、イメージに近い家を見つけたことはありますか?
外壁、屋根、外灯、窓の大きさや形、ベランダ、洗濯物を干す空間の場所や広さ・・・、歩きながら観察するだけでも、いろんなことが分かります。
また、友人宅などを訪ねた時には、間取り、内壁の素材や色、照明、天井の高さ、防音性・・・。
1部屋観察するだけでも、いろんなことが分かります。
自分の住まいと比べると、より記憶に残りやすいですよね。
家づくりが始まると実感するのですが、私たちは想像以上に周囲の家のことが記憶に残っていません。
「お隣りの雨どいは何色で、どこについていますか?」
「玄関の、どこにどんなデザインの外灯がついていますか?」
「お隣りの窓枠は何色ですか? 外壁の色とのバランスは?」
と尋ねられて、あなたは答えられますか?
日々の観察は、あなたが望む家のイメージをはっきりさせるために大切です。
あなたの目に入る家々は、業者や施主が考えに考えて作り上げたものばかり。
これらの家を観察しないのはもったいないと思います。
■ 私の知人も・・・
じつは、私の知人が近所の家々を観察するようになったのも、家づくりがスタートしてからだそうです。
それまでは、
「あそこの家は日当たりが良さそうだな、庭が広くていいな」
「純和風より、洋風の方がいいのかな」
と、とても漠然とした観察をしていたとか。
でも、『決める』作業の段階になると、あちこちの家を細かく観察するように。
といっても、メモを取りながら歩くと怪しまれるので、家族の誰かと歩いて、話しながら頭に叩き込む作戦。
どんなに頑張っても、一度に記憶できる量は限りがあります。
ということで、当然「しまった、もっと前から観察しておけばよかった。
そしたらもっと間取りや外観を良いものにできたのに」
と、後悔の嵐。
知人の友人も同じような後悔をしたそうです。
「誰か教えてくれたら助かったんだけどな・・・」と言われて、冷や汗が出たそうですよ。