キッチンの壁は、調理中の油や水などが跳ねやすい場所なので、壁材にこだわってキッチンづくりを進めるのが良いです。
毎日使うからこそ、掃除に強い素材を選びたいものですが、そこでオススメなのが「キッチンパネル」と呼ばれるものです。
そこで今回は、キッチンの壁材絵を選ぶ際に注意したいこと、キッチンパネルの種類について解説します。
□キッチンの壁材を選ぶ際の注意点
キッチン周りを新築でつくったり、リフォームしたりする際には、できるだけ素材やデザインを好きなように選びたいものです。
ただし、誰しもが理想通りの壁材を選べるとは限らない点には注意が必要です。
その理由は、「火気使用室」と定義されるキッチンは、内装材、特にコンロ周りには「燃えにくい素材を使う」という制限が設けられているためです。
内装制限の適用範囲は、キッチンの設置場所や建物の構造、住んでいる地域によっても異なります。
例えば、「平屋や最上階など上部に部屋がない場合は制限を受けない」とされていたり、「IHクッキングヒーターのキッチンは火気使用室と定義しない」とされていたり、地域によって独自の条例がある場合もあります。
そのため、キッチンづくりをする際には、地元の条例に詳しい施工会社に相談するのが確実でしょう。
□キッチンパネルの種類
キッチンパネルとは、コンロのように熱を発する機器の周辺に取り付け、壁の耐久性や油への耐汚染性を強化するパネルを指します。
壁材のひとつであり、耐火性の高さから火の周りで安心して使え、キッチンに非常に向いている特徴を多く兼ね備えています。
素材の種類は、「金属」「不燃化粧板」「ホーロー」の3つが主流です。
1. 金属
金属のキッチンパネルは、一般的にステンレスやアルミを使った板のことを言います。
耐火性の高さと調理した後に掃除がしやすいことがメリットであり、傷がつきやすく表面が傷つくと錆びやすい点がデメリットとして挙げられます。
2. 不燃化粧板
不燃化粧板のキッチンパネルは、主にメラミン樹脂を使った板のことを言います。
安価でデザインが豊富、耐久性・耐水性が高いことがメリットであり、デザインや色の選択肢は多いものの、本物のタイルと比較すると質感が劣る点がデメリットとして挙げられます。
3. ホーロー
ホーローのキッチンパネルは、金属素材の表面にガラス室の釉薬(うわぐすり)を塗り、高温で焼いた板のことを言います。
熱や汚れだけでなく傷にも強く、光沢があるので高級感が出ることがメリットであり、少し費用が高めなことがデメリットとして挙げられます。
□まとめ
キッチンの壁材を選ぶ際は、火を使うがゆえに制限が設けられている点に注意しつつ、メンテナンスがしやすいものを選ぶと、今後生活する上でとても楽に感じるでしょう。
また、キッチンパネルにはさまざまな種類があるため、ご家庭にあった素材を選ぶのがポイントです。
当社では、「家族みんなが健康で、幸せに暮らせる」ことが最重要だと考えており、そのために「健康住宅」にこだわって家づくりをしています。
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